MENU

職場環境によりうつ病になった女性がニート期間中に結婚した体験談

PR:当サイトにはプロモーションが含まれることがあります

都内に住む32歳です。現在は幼児教室にて幼児たちの講師として、日々子供たちに数や図形を教えています。

 

そのためか子どもはいませんが、子どもの扱いに慣れています。かけもちでライティング業を行っています。

 

外国の文化や言語について執筆しています。ニートから専業主婦になった数年後に夫を残して渡独した経験があります。

目次

目次

ニートになったのは職場環境によるうつ病の発症

私がニートになったきっかけは職場環境によるものです。新入社員によくあるこれまでの生活と違うことからくる戸惑いもありましたが、職場内にセクハラパワハラ上司が2人もいたことも大きかったと思います。

 

また、初任給手取りで9万円しかないのにサービス残業があり、休みの日に地元の祭りに地域振興のため参加させられる(強制)などが重なり、精神的にまいってしまって病気にかかり、ニート生活に突入しました。

 

職場はいわゆる地域密着型の銀行の窓口でしたが、明らかにやっている業務と給料が見合ってないし、田舎なのに客が多くてノルマも厳しかったです。

 

銀行業務の他に郵便業務・保険業務もあり(もう特定できるかと思いますが)新人にはかなり厳しい職場でした。

 

覚えることが多いのに少ない給料を労組がふんだくっていくため手取りは10万円以下。全国に展開する会社なのにこんな現状なのかと愕然としました。

 

しかし、社会人1年目で給料の相場を知らない私は「これは甘えだ」「もっとがんばらないと」などと思ってました。

 

日本人の悪いところですね。渡独した今なら、この日本人の考え方の異常さがよくわかります。ドイツ人なら「休息は義務」と訴訟して会社から賠償金得ているところでしょう。

 

とにかく、まじめな日本人気質が悪いほうに働き、思い悩むうちにシナプス回路へ神経伝達物質が届かず脳の働きが衰えうつ病診断をくだされました。

 

2か月ほど病欠した後、部署を変えて復帰してみましたが1か月でギブアップしました。今になってみればあのきっかけがなければ辞められてなったんだな…ときっかけに感謝です。

ニート期間中は自宅でうつ病の療養生活

ニートになったのは社会人2年目でしたが、学生のころからの貯蓄があり、だいたい200万円ほどは残っていました。

 

また、実家暮らしだったので家賃や水道光熱費の支払いなどなく、親にお世話になっていました。

 

当時お付き合いしていた方が気を使っておごってくれることも多く、生活にはあまり困りませんでした。

 

当時うつ病診断も出ていて何をする気力もなく、家からも出ず、ごはんもあまり食べなかったのでエンゲル係数低めで趣味に使ったお金もほぼありません。

 

かかるお金と言えば、タバコ代と毎月の病院代2,000円ほどがかかっていたなというくらいの感じです。

 

自宅療養のためほとんど家から出ることはありませんでした。ただ、当時付き合っていた彼が気を使って外に連れ出してくれたりもしました。

 

たまのお出かけがちょうどよい気分転換になりました。彼と出かけることで一人で外に出ることもできるようになりました。

ニート期間中に結婚した旦那は大学の先輩

彼は京都の大学で同じサークルの先輩でした。武道系のサークルだったためか練習の拘束時間も長く、サークル内のつながりや協働が求められ、学内の友人よりも先輩後輩といる時間のほうが長かったように思います。

 

サークル内での彼はサークルをまとめるタイプで、私が1年生のときキャプテンでした。(ちなみに、私も2年後副キャプテンになったため卒業した彼から引き継ぎを受けることも何度かありました)。

 

京都にいたときは単なる先輩後輩関係でしたが、彼が卒業した2年後の私の就職先が偶然、彼の地元で近くに住んでいたため連絡を取り合うようになりました。

 

田舎なので遊ぶ場所は限られており、たびたび彼の友人や私の同僚に目撃されては「付き合っているのか」などと言われていました。

 

おそらく、そう言われて私も彼も意識し合うようになったのかもしれません。いつも私の働く銀行が入ったショッピングモール内で会って居酒屋やらゲームセンターやら映画館やらに行ってました。

 

そんなある日突然その土地唯一の高級フレンチに誘われました。そこでお付き合いの申し込みがありました。プロポーズでもないのに、赤い花束付きで。

 

私よりロマンチストだったんですね。今となっては「付き合おうの宣言を高級レストランでやるなんて日本人的だな」と思います。

 

でも、当時は私も若く幼く素直だったので目に涙ためて手放しに喜びました。ちなみに、このレストランはプロポーズのための場所として再利用されています。

ニート期間中に結婚したことでうつ病を克服

ニート時代はとにかく「世間のくず」と自分で自分をさげすんでしまっていたなと思います。もちろん世の中のNo Education Employed Trainingが全てくずとは思いません。

 

しかし、当時の私は病気も相まって自分の価値を自分で決めて落ち込むことが多くありました。

 

結婚によって誰かのために何かするということが、うつ病対策には有効だったのでしょう。社会的に貢献する夫を支えることで社会に貢献しているとか、そういった考えができるようになったのだと思います。

 

そう思うと、病気の最中にプロポーズして結婚の道をくれた夫には感謝してもしきれません。「病める時も健やかなる時も~」の時点から病んでいたのですから。

 

結婚してうつ病を克服した後、派遣社員として働き、お金が貯まったので夢だったドイツに1年留学をかなえました。

 

とんでもない妻だったとも思いますが「人生は自分のためにある」と後押ししてくれた夫にこれまた感謝です。

 

ドイツに行ったことで新しい価値観と自分で働いていた環境がありえないものだと再認識できたため、過去の自分を必要以上に卑下せずにいられるようになりました。

 

あと外国のNEETと日本のニートに意味合いが違うことも知りました。結婚していなければ、きっと積極的に世界を見る自分も、生き生きと今働くこともできていなかったと思います。

 

ニートという自分の中でどん底だった世界に、今の夫がいてくれて本当に良かったです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次