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うつ病になりニートになった30代女性がニート期間中に結婚した体験談

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私は35歳で東京都在住の女性です。社会人になってからはずっと企業で事務職などをしていました。

 

しかし、職場での人間関係のストレスから仕事を続けるのが難しいほどの病気を発症してしまいました。

 

そのため、長期的な療養のために仕事を退社し、実質ニートとして親の扶養で生活をしていました。現在は会社員の夫と結婚して、専業主婦をしています。

目次

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ニートになったきっかけは職場環境によるうつ病の発症

社会人になって、仕事上の人間関係やプレッシャーが続いたことで、心身の不調を感じたことが原因だったと思います。

 

もっと早くヘルプを出していればよかったのかも…と思いますが、当時は精神的に自分を追い詰め頑張らなければ、と焦っていたため、日増しに朝が起きられなくなり、食事もとることができないほどに憔悴していきました。

 

体重もガクッと落ち、よく風邪もひいていましたね。今思えば心身の免疫力が下がってしまっていたのだと思います。

 

ずっと張りつめていた糸が切れたように、涙が止まらなくなり、みかねた母親から受診を勧められ、そこで病気であることがわかりました。

 

ドクターストップがかかったときは、もう会社に行かなくていいんだ…と正直とても安心したのを覚えています。

 

それからはしばらく休職扱いにしてもらっていましたが、その状態がかえって不安や焦りに繋がってしまったため、思い切って退社することを決意。

 

実家に戻り療養することになりました。しばらくは日中も何もしていない自分が許せず、外出するのも恥ずかしいと感じていました。

 

しばらくして家事を手伝えるほど回復してからは、徐々に前向きに生活をできるようになってきたと思います。

 

元々得意だったDIYやハンドメイドを楽しみながら、できることを徐々に増やしていきました。

 

そうしたゆっくりした生活ができたことで、心身の不調も少しずつですが好転していきました。今思うと貴重な人生の夏休みだったのかな、と思います。

ニート期間中は実家で療養生活

私は約3年ニート生活をしていました。一人暮らしではこんな長期間ニート生活はできなかったと思うので、親には感謝しています。

 

ニート期間中は実家で暮らしていたので家賃や水道光熱費はかかりませんでした。また、生活費はそれまでコツコツと貯めていた貯金(約300万円)を切り崩してやり繰りをしていました。

 

元々節約や自炊が好きなこともあり、出来るだけ外食や余分な出費はしないように、パソコンの家計簿をつけて自制していました。

 

食費が月1万円、雑費に5000円、趣味代(カラオケ)に2000円くらいでしょうか。また療養中ということもあって、たまには出かけるのもリハビリと考え、交通費(パスモ代)に4000円くらいは使っていました。

 

ニート期間中はなるべく人と会わないような生活をしていました。友達と会っても、自分はニートだからという引け目から楽しむことができませんでした。

 

一人でカラオケに行ったり、ちょっと電車に乗ってぶらぶらするくらいが私にとってはちょうどいいリハビリになりました。

ニート期間中に結婚した主人とは紹介で知り合った

主人とは、たまたま共通の友人がいたことから紹介されて出会いました。初対面のときから雰囲気や会話がとても自然で楽しくて、リラックスできる人でした。

 

元々人と接するのにものすごくエネルギーを使うタイプなのですが、主人とは終始話をするのが楽しくて、毎回時間があっという間に過ぎていきました。

 

私の現状のことも、最初は話すことが怖かったのですが、格好つけていてもいずれはわかることと思い、勇気を出して伝えました。

 

その時にどこまでも温かく、包み込むような言葉をかけてくれたことで、生涯この人と一緒にいたいなと確信のようなものを感じました。

 

その後も順調にデートを重ねていき、色々な場所に一緒に訪れるなかで体調も安定して元気になっていくのが嬉しかったです。

 

向こうは私とは打って変わってタフでアクティブな人だったので、頼もしく安心してついていけました。

 

付き合いも長くなってきたあたりで将来のことを話す機会があり、主人は結婚したら奥さんには家庭に入ってもらいたいという願望があったことを知りました。

 

でもそんな願いは時代錯誤かなと主人は悩んでいたとのことでした。一方、私もこのまま家庭に入りたいという希望があったため、お互いにとって最良のパートナーであることを再認識できました。

 

とても嬉しくなりました。その直後からまずはお互いの生活リズムを確認しようかと同棲を始め、問題もなかったためさらに2ヶ月後にはあれよあれよと言う間に入籍しました。今では専業主婦として家事や趣味など楽しい日々を送っています。

結婚して専業主婦という肩書きを持てた

まず独身のときは仕事をしていない=ニート、というあまり嬉しくないネガティブな烙印を押されてしまいますが、結婚することで『専業主婦』という肩書きを持つことができました。

 

これは社会的にも非常に大きなことで、どこか肩身狭く生きていたのですが、今では堂々と胸を張って生きることができるようになり、主人には感謝してもしきれません。

 

また独身時代から家事が大好きで苦にならなかった私にとっては、社会に出てお給料を稼ぎ華やかな生活を満喫する自由よりも、家庭でやり繰りをしながら日々の生活を慎ましくも楽しむ方が向いていることもわかりました。

 

結局、どんな人生を送るかは自分で決める自由があるということを痛感しています。周囲には共働きの家庭が多く、友達はOLをしながら家事をこなしていることを聞くと、なんだか申し訳ない気持ちにならないこともありません。

 

しかし、その家庭にはその家庭の事情がある、と割り切っています。また不安や心配ごとを抱えやすい性格なので、心身ともにどーんとタフな主人と生活することで気持ちが軽く楽になるのを感じています。

 

お互いに些細なことでも何でも話し合うようにしているので、その都度気になったことは聞いてもらったり、また相手の悩みごとを聞いたりするなかで、精神的な安定を得られていると思います。

 

また同世代の集まりにも、結婚したことで安心して集えるようになりました。それまではどこかで常に人と比べて悲観している部分がありましたが、今は私も誰かを支えているという自信がついたのだと思います。

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