私は現在29才で3才と1才の子供を育てる専業主婦です。大学を卒業し子供の頃から夢だった旅行会社に就職しました。
しかし激務の末に体を壊してドクターストップとなり入社わずか半年で退職しました。その後療養期間を終え元気になることができました。
しかし、夢敗れたことへのショックと働くことへの恐怖心からニートになりました。8ヶ月のニート生活を経て再就職しました。
目次
ニートになったのは過労によるうつ病の発症が原因

ずっと子供の頃から旅行会社に就職して、自分でオリジナルツアーを作って販売したいと夢見てきました。
そのために英語を勉強して留学したり沢山流行に行っ知識や経験を積んできました。晴れて旅行会社に就職して私はやる気にみち溢れていました。
誰よりもバリバリ働こうと、内定をいただいてすぐにアルバイトとして内定をもらった会社で働き始め同期よりも一歩先をいこうと意気込んでいました。
しかし、仕事のノウハウを早く覚えたせいか、就職したら莫大な量の仕事を任されるようになりました。入社して翌月には残業100時間を越えていました。
朝は毎日7時に出社して前日残った仕事を終わらせ、新人なので社内清掃を行って9時の始業を迎えます。
そこからは電話や来客対応でお手洗いに立つ暇もなくお昼休憩になります。お昼は1時間ありましたが仕事が終わらないので30分で切り上げていました。
就業時刻の18時までは午前と同じような感じで、結局仕事は終わらずサービス残業は毎日終電まで行いました。それでも仕事が終わらない時は休日出勤をしていました。
これが入社わずか1か月後から始まって、私は心身ともに病んでいきました。半年たったある日、体の不調を感じ休日に病院へ行きました。診断結果は鬱でした。
急に情緒不安定になったり涙がでてくる自覚はありましたが驚きでした。すぐに退職するよう言われ、私はその日に退職しました。
それからは毎日布団の中で過ごすようになりました。やがて元気にはなりましたが働く意欲が沸きませんでした。
完全に自信喪失し、未来への希望はありませんでした。こうして病気療養からそのままニートになりました。
ニート期間中は貯金100万円を切り崩して実家で生活

ニートをしていた時は幸いなことに実家で暮らしていました。ですので家賃や食費などの生活費は一切払わなくて済んでいました。
ニートをする前はお金を使う暇もないくらい働いていたので、入社後半年で辞めてしまいましたが100万円くらい貯金がありました。
ですので、趣味や娯楽に使うお金は自分の貯金から出していました。といっても外食したり飲みに行ったりする程度で月に3万円くらいで足りていました。
一応何もしていないと不安だったのでアンケートサイトで自宅にいながら細々とお小遣い稼ぎをしていました。
ネットで調べてみるとアンケートに答えるだけでお金やポイントをもらえるなんてサイトがけっこうあって、暇つぶしにもなりました。
アンケートに答えるのに飽きたらゲームをしていました。ゲームは私を心配した弟がプレゼントしてくれていました。
仕事をしていた時は忙しくてゲームなんてほとんどしなかったんですが、ニート期間中は時間の経過に気づかないくらい毎日ゲームに没頭していました。
それと、もう1つ私のニート時代の趣味だったのが一人居酒屋です。昼間みんなが働いている時に一人でフラッと飲みに行くのが優越感でした。
働いていた頃の自分には到底できなかった贅沢をここぞとばかりに味わっていました。といっても大体が大衆居酒屋だったので支払いは2,000円以内で収まりました。
ニートになって人と接することがなくなった私にとって、居酒屋で話すたまたま隣になったおっちゃんとの会話がとても楽しかったのを覚えています。その場かぎりの出会いだからこそ気楽に話すことができました。
ニート期間中にハマっていたゲームはガールズモード

ニート期間中にやっていたゲームは「ガールズモード」というゲームです。自分がショップの店員さんになって来店したお客さんに似合う洋服をコーディネートしてあげたり、ファッションショーへの出場を目指すゲームです。
沢山のファッションアイテムがあって、現実の自分は無茶苦茶な格好をしているのにゲームの中では一流スタイリストになったようでとても胸がときめきました。
おしゃれをした時のワクワク感が布団の中で寝たまま感じられました。このゲームを始めてから私は少しだけ外出することができるようになりました。
ゲームの中でいいなと思ったコーディネートで私も出掛けてみたいと思うようになりました。そして実際に洋服を買いに行っておしゃれを楽しむ余裕もでてくるようになりました。
ニート中の女性にオススメしたいゲームの紹介

私がしていたガールズモードはもちろんおすすめです。女性はみんなおしゃれをするとワクワクした気持ちになるので、実際に外に出たくない、洋服を買いに行ってもいけない場合でも疑似体験でおしゃれができてすごくおすすめです。
それから、私のように疲れきって働く意欲がなくてニートになった人におすすめなのが「ぼくのなつやすみ」シリーズです。
小学生の主人公がいなか町でなつやすみの間だけ生活するというゲームです。とにかくほのぼのするゲームです。
虫を捕まえて虫ずもうをしたり海に潜って魚をつかまえたり、夜は蛍をつかまえたり夜風に辺りながら歌を歌ったり、このゲームをしているだけで心の疲れが綺麗に流されていくような本当に素敵なゲームです。
田舎のなつやすみを経験したことがない人でも何故か懐かしく感じてしまう、日本人スピリットに響くゲームだと思います。
それから、やっぱりニートから脱出するためには人との接点が必要です。自分一人で引きこもっていても前は向けません。
最近だったらポケモンGOなど外に出てするゲームがありますので、先ずは外との繋がりを作ることが、前を向いて歩き出せる原動力になると思います。