私の年齢は29歳でコンサルタント会社にて経営・教育コンサルティングを行っています。
コンサルティングの他にも営業や商品の販売代行等、幅広い活動にて企業の収益UPのお手伝いをしています。
副業としてWEBライターをしています。ライター歴は5年程度あり、有名通販サイトの商品紹介作成をしていました。
今ではそれなりに働いている私ですが、実は約3年ニートだった期間があります。会社の人にニート期間の話をすると驚かれたりもします。
目次
ニートになった理由は在学中の就職活動の失敗

大学3~4年生の時に就職活動をしていましたが思い通りに行かなかったことが最大の理由です。就職活動というのを舐めていたのもあると思います。
私は地方のあまり知られていない大学に通っていました。それでも就職では有名企業に行きたいと思い有名企業にエントリーしましたが門前払いでした。
有名企業が無理なら他の企業でもと思い行った企業説明会では公然とブラック企業ぶりをアピールする会社もありました。
企業説明会なのに面接をして「不採用」と言われるようなこともありました。とにかく企業のご機嫌を取っていかないと面接すら厳しいという感じでした。
なおかつ業界研究だとか企業研究だとかと意味もない情報を必死に調べていかないとスタート地点にも立たせてもらえませんでした。
そんな中で有名企業から地方の中小企業まで何社かにエントリーしていましたが、書類選考で不採用、面接まで行っても「雇ってやるから、ありがたく滅私奉公しろ」というような企業のあからさまな態度に嫌気がさしていました。
50~60社程度エントリーして、ようやく1社の内定が決まりましたが、地方の中小企業で営業職、額面で月15万の給与という条件を見たときに、この会社でサラリーマンを続けていくビジョンが見えなくなり、内定を辞退しました。
この会社で上司に文句を言われながら働くのなら、コンビニアルバイトでもいいやという気持ちのまま条件の良い会社を探し続けました。
しかし、そのような会社はほとんどありませんでした。結果、就職先が決まらぬまま大学を卒業し、そのままニート生活に突入しました。
ニート期間中はアルバイトで貯めた100万円を切り崩して生活

私は幸いなことに実家暮らしだったということもあり、日々の生活費はほとんど使うことがありませんでした。
ニート期間中は親からお小遣いをもらってご飯を食べに行ったりもしていました。今思えば本当に親に甘えていたなと思います。生活費の内訳は以下のような感じでした。
- 家賃:0円(実家暮らしのため)
- 水道光熱費:0円
- 食費:月5,000円程度(お小遣い)
- 自動車維持費:0円(親に払ってもらっていた)
- 携帯電話代:0円(親に払ってもらっていた)
- 遊興費:月5,000円(お小遣い)
親にお小遣いをもらいつつ、足りない分は大学時代に貯めた貯金を切り崩して生活するという毎日を送っていました。
大学時代の友人で、大学院に行った人が数人いたので、その友人らと一緒に遊んだりしていました。
ニートでしたが大学生活の延長みたいな生活をしていたと思います。しかし、大学院の友達が卒業してからは遊ぶ人がいなくなってしまい、一人で家にこもることが多くなりました。
資格を取得しようと思ったのはパソコンスキルの証明

ニート生活も数年を経過すると働きたくなるもので、ニート生活のうちに何社かの企業にエントリーしていました。
しかし、ニートなので当然職歴は無し。履歴書が全く埋まらず、非常に苦労しました。そんな中、面接をしてくれた企業が何社かあったのですが、その時に「ところで、君はこの会社の入ったら何ができるの?」と聞かれました。
自分が何ができるかなんて全く分かりません。その当時PCを毎日触っていたので「パソコンは得意です」と答えましたが、面接官からは「パソコンで何ができるの?」との質問が来ました。
「エクセル、ワードは一般的なレベルで使えると思います」と答えたのですが、面接官の反応は今ひとつ。
面接官からは「一般的なレベルって言ってもピンキリでしょ?」、「具体的に、こういうことが出来ますとか、そういうのが欲しい」、「君のことを信用していないわけでは無いが、出来ますと言われて、ハイそうですかということではない」などと言われたのを覚えています。
エクセルもワードもある程度は使えているのに、それを証明することが出来ないもどかしさ、PCを触わせてくれれば証明できるのに、それもさせてくれず「自分がエクセルやワードを使える」という証明ができない悔しさを感じました。
大学で法律を勉強していたので「法律も分かります」とアピールしても、面接官からは冷たく「そりゃ、大学生の授業程度ならだれでもわかるでしょう。それで何ができるか、それが知りたい」と言われてしまいました。
「手っ取り早く、自分が何ができるか、どんなスキルがあるかの証明をするにはどうすればいいか」を考えたときに、思いついたのは資格取得でした。
脱ニートのためにパソコン関連の資格を取得して自分に自信がついた

マイクロソフト ・オフィス・スペシャリストのワードとエクセルの資格を最初に取得しました。自分がどれだけofficeソフトを使えるか、それを証明するには最適だと思ったからです。
この資格を取得し、自分に自信がついたと思います。面接でも「君は何ができるの?」という質問に対し、答えに窮することもなく、資格取得時の事を思い出してすらすらと答えることが出来ました。
会社が面接時に考えていることは、「この人を採用して、どう使うか」だと思います。とりあえず一般事務でもできる程度のスキルがあるのであれば、何もできない可能性がある人よりも一段上になります。
また、資格を取得したことにより、自分に自信がついたことは確かです。就職活動を失敗した時から「自分は何もできない」とずっと思っていました。
しかし、「とりあえずは資格を取得できた」という目に見える実績はニート脱出に大きく貢献しました。比較的簡単な資格ですが、取得したことによって自分を支えるものが出来たと思います。
脱ニートのためには在宅ワークをしておくこともオススメ

履歴書は隙間なく、丁寧に書くことをお勧めします。空白(書いていない部分)があると非常に目立ちます。
履歴書の空白期間は、在宅で仕事をすることによって埋めることができます。今ではネットで在宅ワークが多くあるので、挑戦してみましょう。
面接は、面接官の口調や内容に合わせ、雑談をするような形で進めると緊張もせずに進みます。
また、自分からアピールをするよりも面接官の話す内容を適度にメモし、基本的には聞く姿勢が良いと思います。
話を聞いて、質問が来たら答える。聞く時間の方が長い方が、面接全体の印象としては良くなります。
絶対にアピールしすぎないでください。自信過剰などという評価になってしまいやすいです。
アピールするポイントは面接の中で何回もあります。相手がその話を聞きたいかどうかもあります。
ちょっと話して、面接官が食いついてこなければ、面接官にとってその話題やアピール内容は興味ない内容です。それを猛プッシュしても悪印象になってしまうだけで意味はありません。
そして、面接官と合わないと思ったときはあきらめも肝心です。企業はたくさんあるので切り替えが重要です。
お勧めの資格は、PCで言えばマイクロソフト ・オフィス・スペシャリストやITパスポートが簡単でお勧めです。
実務でもすぐに活用できるので、就職活動をしていてもこいつはすぐに使えるなと思ってもらいやすくなりますよ。