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図書館司書の資格を取得して脱ニートした26歳女性の体験談

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私は29歳の独身女性で実家に住んでいます。現在は図書館司書として働いています。図書館勤務は今年で3年目になり、町営の図書館にて臨時職員として働いております。

 

勤務時間はフルタイムで、時給日給制です。この仕事に就く前の25~26歳の時にニート期間がありました。

 

それまでは色んな仕事を転々としていました。クビになったり、リストラにあったりして、今の職場は5つ目です。

目次

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ニートになったきっかけは雇用期間の終了

ニートになった直接的なきっかけは、前の職場の雇用期間の終了によるものでした。前の職場は、市役所の臨時職員で、データ入力等の事務仕事を1年ほど続けました。

 

雇用契約期間がそこで終了したので、そのまま次の就職先を見つけなければいけませんでした。

 

すぐにでも転職先を見つけたいと言う意志はありましたが、ハローワークに通ったり、自分なりに求人情報を集めても、手応えのある結果は伴いませんでした。

 

失業保険を受け取ることも出来たので、有り難くニートをしながら転職活動を続けました。

 

仕事を選ばなければ、ニート期間もなく、もっと早く就職する事は可能だったと思いますが、そう出来なかった理由はありました。

 

私は市役所での事務仕事に就くまでにも何度か転職を繰り返していました。当たり前の事を出来ない、一般常識がない、職場内での人間関係の構築がうまく出来ない、といったことが理由でした。

 

その原因は今になって明確になっています。自分は、自閉症スペクトラムという障害を持っていました。

 

今勤めている図書館でも、やはり最初の内は同じような問題に直面し、どうして自分はこうなのだと、うつ病予備軍となっていました。

 

その時に心療内科を受診し、障害が発覚しました。それまでは、自分の特性に気付かず、全ては自分の努力不足によるものだと自分を責め続けていました。

 

その気持ちから、次の就職ではクビになりたくない、失敗したくないと思い、慎重に、時間をかけて転職活動を行った結果のニート期間でした。結果的に、今の仕事は長く続いているので、良かったと思います。

ニート期間中は10万円の貯金と失業保険で節約生活

私の職が臨時職員だったということもあり、毎月の収入はあまり多くなく、貯金をほとんどすることができませんでした。

 

臨時職員の雇用期間が終わった時の貯金額は10万円しかありませんでした。あとは失業保険の収入があるくらいでした。

 

ありがたいことに、実家住まいだったので生活費はほとんど親に頼っていました。主な支出は転職活動によるものでした。

 

それでも国民年金や市県民税、健康保険料など払わないといけないものは多く、毎月減っていく残高を見るのは辛かったです。

 

最終的に自分でどうにもならない時は親にお願いして、大きな出費などは立て替えてもらったりしていました。

 

友達などとも遊びに行ったりせず、ほとんどを家で過ごしていました。家族が外食する時も私は家にいたりしました。

図書館司書資格を取得しようと思ったのは興味がある分野だったから

司書資格を取ろうと思ったのはニートになる前の職場で働いていた時でした。その時は市役所の臨時職員として事務仕事に勤めながら、通信で司書資格の勉強を行っていました。

 

当時の仕事には雇用期間が設けられており、転職しなければならないという事が明確だったのでした。

 

しかし、特に目指したいものも無く、せめて興味のある分野に転職出来たらという思いから、フルタイムでの勤務と同時進行で何とか資格取得まで漕ぎ着けました。

 

何より、自分が持っているスキルや、取得している資格に突出したものがないまま、それまでの人生を送ってきてしまっていたので、とにかく具体的に就職につながるような資格を欲していました。

 

それまで繰り返していた転職も自分の精神を疲弊させており、一つの仕事が長く続かないことで自信を無くし、自分は必要ないと言われる絶望で鬱々とした毎日を送っていました。

 

自分としては仕事に真剣に向き合って、その会社に身を粉にして勤めようと頑張ってきたつもりなのに、それでもクビになるという事を繰り返し経験すると、とにかく今までの自分のままでは社会に通用しないのだと強く実感せざるを得ませんでした。

 

ニート期間は1年程度のものでしたが、正直その間も長い苦しみを感じていました。資格取得の為の勉強というのは、学生時代よりもずっと、自分が社会で生きていく為のスキルを磨いていると実感出来る貴重な時間でした。

図書館司書の資格を取得して就職活動が有利になった

私が取得した資格は、あまり知られていませんが、実は国家資格の図書館司書資格です。残念ながら、司書という仕事は現在、求人情報自体がとても少なくなっています。

 

それだけ、一度就職すると長く続けていける環境であるとも言えますが、給与は驚く程低いです。

 

生活出来る水準に達していません。それでも人気があるのはやりがいであったり、子育てしながらパートで働く事が出来たり、基本的には定時で働く事が出来るからだと思います。

 

就職活動で司書資格を持っていることは図書館勤務での最低条件であると思います。ですが実際、司書資格を持っていなくても面接を受けることも、勤務する事も、図書館によっては可能です。

 

だからこそ、面接において司書資格を持っていることは、持っていない人と比べられた時に当然のアピールポイントとなるのです。

 

現在勤務していても、持っている人と持っていない人では少額ですが給与も違いますし、根底の知識に差があると感じています。そういった事からも、資格を取得していて良かったです。

脱ニートのための就職活動で注意したいのは履歴書

まず、履歴書の書き方は、ペンで書くアナログな方法と、パソコンを使用するデジタルな方法の二種類あると思います。

 

自分が長く同じ場所で勤務していると、面接の裏側や採用する側から見た印象を知る事が出来ますが、図書館における履歴書の扱いはアナログでもデジタルでも、どちらでも問題ありません。

 

ただ、それぞれにアピールポイントや注意点は別れます。ペンで書くのであれば、どれほど丁寧に心を込めて、時間をかけて書いたかが如実に現れる方法なので、その辺りに気を配り、出来上がった後に何度も見返したり、人に評価してもらったりする事が効果的だと思います。

 

デジタルで制作するのであれば、ExcelかWordを使うことになると思いますが、パソコンでの事務処理スキルをアピールすることが出来ます。

 

これは図書館に限らず、内勤のある大概の職務には必要なスキルになるので、是非張り切ってやって欲しいです。

 

例えば自分で表から全て作成したり、見やすくなるようにフォントやサイズを配慮してみたりといった事です。

 

そして、それが出来るのであれば、履歴書の特技などの欄に、パソコンを使った事務仕事は得意と書いていいと思います。

 

それから、意外と見られているのが時間です。履歴書を送付するタイミングがギリギリだったり、面接の時に一時間以上も早く来たりと言った事で、評価が始まってしまう事があります。

 

面接が始まる前に自分の印象が決まってしまわないように、簡単な事から気を付けることが大事だと思います。

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