私は現在34歳の男性です。サラリーマン家庭の長男として生まれ、公立高校まで進学後、親元を離れ関西の大学に進学しました。
人文科学系の学部で考古学を専攻しましたが、別の公立大学に転入し教育系学部を専攻しました。
卒業後はアルバイトをしていた塾で講師として雇用されたのですが、2年後に人員整理のため離職することになりました。
その後は製菓工場の出荷や製造課になるも倒産してしまいました。その後、1年程度ニートとして過ごしました。
目次
ニートになったきっかけはリストラ

倒産や人員整理がきっかけだったので、これといってニートになろうとも思ってはいませんでした。
経験のある職種で就職先があれば就職したいと考えていたものの、当時は無かったので、職探しも一度やめて働かなくても良いかなと思ったことがニートになったきっかけでした。
貯金は60万程度と決して多くはなかったですが、それでも半年や1年くらいのなにかの足しにはなるし、実家からも悪くは思われていないようだったので、何か別なことができるなら就活せずに次の職が見つかるまで別の生活をしようと思いました。
無理に不得意な仕事をしたところで長続きしないのはわかっているし、それならば資格を取得したりしたほうが有意義なのではないかと考えるきっかけの時間になりました。
働いている頃よりも時間が自由になったので、図書館などでインターネットをして情報収集しながら競馬や競輪に行ったり、株分けしてもらった野菜を畑に植えて自分で食べる用の野菜を栽培したり、近所で別のものに交換してもらったりしていました。
もともと日曜日にやっていたことを毎日やるような生活で、これなら続けていけるのではと思い、しばらく続けてみようと思いました。
引きこもっていたわけではありませんでしたが、海外留学しているわけでも無かったのでニート生活をただ過ごしていました。
ニートになった時は一人暮らしで貯金額は60万円

ニートになった時の貯金額は60万円と多くはありありませんでした。ただ、金銭面は支出をを減らせば割と過ごせるので苦しくはありませんでした。
最初の数カ月は雇用保険ももらっていたので、日々の暮らしは今までとそんなに変わりませんでした。
ただ、年金や税金などでまとまった支払いが多かった時は困ってしまいました。日々の生活費の内訳は以下の通りです。
- 食費:20,000~40,000円
- 水道光熱費:9,000円程度
- 家賃:30,000円
- 通信費:0円(携帯電話やPCは使用しなかったため)
食費は節約するために放棄畑を借りて野菜を栽培していました。また、実家から仕送りされる荷物もあったので食費を抑えることができました。
貯金額は60万円ありましたが、大きな出費があったときなどに一度か二度実家から仕送りを10万円程度もらったことがありました。
資格取得しようと思ったのは貯金が底をついたから

金銭的なこと以外はニートであるほうが良いのではとしばらくは思っていましたが、やがて資金の底が見えそうだったので資格習得をしようと考えました。
安価かつ一度取得すれば更新なども少なく、全国でできるものを探し、インターネットで調べて受験しました。
そもそも不得意な職に就職しても仕方ないと考えていた上、実経験が活かせた方が資格も取得しやすいため給与面でも優れていそうだなと考えました。
自動車免許でも二種を持っていれば人を運ぶことでお金を稼げるし、特殊なものを運転できれば仕事の幅も広がるので、有意義な資格であれば得意分野で活かせると考え、フォークリフトと危険物乙4から取り組みました。
リフトは製菓工場で無資格状態で運転させられることが頻繁にあり、操作は知っていたので手っ取り早く取得できると考えたので早めに取れました。
危険物乙4は人気のある資格で簡単な問題が多いので素人でも容易い上、ガソリンスタンドでアルバイトをするような時に持っていると良いということを聞いていたので、保険的な意味も持たせて取得しました。
その他にも通信講座で案内しているような資格も考えましたが、そういったところで取るとテキスト代がかかるので、図書館などで知見を得ました。
図書館に通うことでそういった資格の勉強ができるので通信講座で高い金払って資格を取ろうとしている人は、おそらくサラリーマンなどに多いと思いますが時間が無い人のためのものだと感じました。
資格の取得はある程度の費用や経費がかかりますが、就職後にその分は返ってくるので利率の良い貯金だと考えれば有利だと思いました。
取得した資格はフォークリフトと危険物乙4種

フォークリフトは工場全般で使える資格で、製菓工場にいたときに無資格で操作させられることが多かったのですぐに取得できました。
工場や倉庫での仕事では必須だし、大抵の町工場でもリフトを使っての積み下ろしは確実にあるので持っていて就職できる幅は大きく広がりました。
玉掛はほぼ使っていません。工事現場でのバイトや出稼ぎでユニックを使えますが、バイトは他の事をやることが多いからです。
危険物乙4種は図書館や中古本屋でも取得のためのテキストは見ることができたので、すぐ取れました。
履歴書の空欄を埋めるための資格のようなものですが、製造工場に1名は資格保持者を置かなければならない業種は少なくありません。
若ければ持っていると就職しやすいですが、年配者が持って就職に来ても部長候補とかで無い限りうまく取り合ってはもらえないのではないかと思います。
ボイラ技師は実経験が必要なので資格習得時に案内されるツアーのようなもので実経験を積むことになります。
数泊で資格勉強をしながらホテルや工場のボイラーの操作を学ぶ。工場では責任者がだいたい持っています。
脱ニートのために工業系資格を取得するのがオススメ

履歴書は丁寧に書くことが大事です。誤字や文体もそうですが、最後まで書ききることが重要なのではないかと思います。
ニートは時間があるのでそこらへんは丁寧にやるべきです。印刷でもOKという企業は増えているし、バイト感覚で受けたい企業だったら出して見て出方を伺うのはアリだと思います。
実際仕事場ではWordやExcelを使えない社員もたくさんいるのだから寧ろそういったスキルをはかるのも良いとは思っている。
面接は取材だと思って堂々とありのままを返答をしていれば印象はよくなります。細かい話し方なんかよりも自分の強みや面白みを出していけば、興味を持ってもらえます。
性格診断書などはできるだけ良い子になって書かなければ思わぬところで点が低く出てしまうので飽きずにやりましょう。
資格を取るのであれば、有効期限があったり更新費用がかからない資格の方が良いと思います。
きき酒師など更新に費用が大きくかかり実生活で何も役立たないものよりもフォークリフトなど一生ものの資格の方が安心感が大きいです。
電工系の資格なども給与がはねあがるので良いと思います。大卒は工業系統の資格を取るのに変なプライドがありホワイトカラーで生きたいがためにツアープランナーなど誰もが検索したらできる資格の取得に躍起になりがちです。
工業系の資格は高卒でも取れるし、数日我慢するだけで実入りは大きいのでプライドは捨てて受けると将来的に部長級になるのが早いですよ。