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35歳の男性が資格取得により脱ニートをした体験談とアドバイス

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私は現在38歳の男で、妻と息子、娘の4人家族です。私は20歳の大学生のときに、統合失調症を発症して、ニート生活を経験しました。

 

2度の入院と何度かの転職を経て、3年前にニートから脱して、今は銀行員として働いています。

 

精神障害者の枠で雇われて、なんとかフルタイムで週40時間働いています。転職活動をするにあたり、ワード、エクセルの2級、英検2級、簿記2級、漢字検定2級を取得して、理論武装して仕事を勝ち取りました。

目次

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ニートになったきっかけは統合失調症

大学2年生の時に、精神を病んで5か月の入院と1年半の休学を経て大学に再入学しました。親の懸命なサポートを受けて大学はなんとか卒業して、就職で東京に行きました。

 

しかし、入社3日目で病気が再発してしまい救急車で運ばれてしまいました。結局、仕事を1か月で退職して、地元へ帰りました。

 

地元に帰ってほどなく職業訓練学校に通い、3か月間でCADとword,excelの基礎を学びました。

 

MOUSのword資格とCAD利用技術者試験2級を取得して、高校の時に通った英語塾でパートとして働きました。

 

失業保険もない、週4日の勤務で手取りが月に4,5万円くらいしかなくて、ステップアップしたくて1年半で辞めました。

 

その後、隣の県の政令指定都市で安定した事務職に就きましたが、病気が再発して馴染めず2か月で退職して、また実家に戻りました。

 

2度目の入院があって、退院して約2か月後に地元の郵便局で週30時間の勤務につきました。

 

ニートでしたが、健康でパラサイトしていたという感じではなくて、病気の療養で致し方なくニート生活をしていました。

 

結局、大学を卒業してからフルタイムで安定した仕事に就くまで約10年を要しました。ニート生活も病気の症状もあって、飛び飛びの期間です。

 

すべてつなぎ合わせると5年以上という期間になります。ニート期間は、療養とパート、アルバイトを繰り返す生活でした。

 

大学を休学していた期間も含めています。精神系の病で、どうしても日中ごろごろしている時期も必要で、仕方なくニートをしていました。

ニート期間中はだらだらした生活を送っていました

病気療養も兼ねてはいましたが、夜は深夜2時ころまで起きていて、朝は昼前まで寝ていてだらだらとネットサーフィンをするような生活を送っていました。

 

親が見るにみかねて、小遣いを月に3万円くらいくれていました。それを使って、友達が仕事を終えてから、夜に車でドライブがてら連れ出してくれたりしていました。

 

レンタルショップでDVDをレンタルして、小遣いを使っていました。だらだらとそういうのを垂れ流してみているような感じでした。

 

体重も、高校生くらいまでは55㎏(170cm)くらいをキープしていましたが、70㎏くらいまで増えました。

 

やはり間食が多かったのと、運動不足が影響していたと思います。パラサイトシングルをしていたのかな。

 

親のすねを30歳くらいまでかじりまくって、それでも病気だから仕方ないという思いもあり、もっと自分はできるはずなのに、と少し自暴自棄になっていたかもしれません。

 

地元の友人が車で連れ出してくれるのが救いでした。お金こそなかったものの、友人とドライブでいろいろ悩みを話して、たまにランチとかして、私が実家に地元に戻らなけばなかった友人との時間が貴重でした。

 

大学時代の友人は、どんどん就職してバリバリ働いていたりして、私の地元に遊びにきてくれたりしても、私は何もおもてなしができなかったりして、恥ずかしい思いもしました。

 

恋愛なんて、お金がなくてできなかったけど、このエネルギーをため込んでいた時代があってこその、今の幸せな家庭生活だとは思います。

資格を取得しようと思ったきっかけは事務職がしたかったから

いわゆるホワイトカラーの事務職に就きたくて、週30時間(6時間×5日)でなんとか社会保険がつく郵便局で総務事務職をしていたのですが、フルタイムで働きたくて5年半ほど勤めていた郵便局を辞めました。

 

正社員の試験にも、最終面接まで行って落ちてしまったのでもうここはあきらめよう、と決意しました。

 

しかし、ただフルタイムで働きたい、だけでは35歳の中途採用では厳しいと思い、まずはワード、エクセルの2級と漢字検定を取ろうと思いました。

 

それで、実力をつけてから転職活動をしようと考えました。実際、それぞれ2級を取得して、仕事についてからもパソコンの基本スキルは大事で、ずいぶんと役に立ちました。

 

面接でこれができます、と口で言うだけでなくて、取得資格を並べたら、口では大したことはありませんと謙遜しながら、実は有資格者というのが私の戦術でした。

 

プラスアルファで英検2級、TOEIC610点もあったため、自分にある程度の自信をもって転職活動をしたいと思ったのが取得のきっかけです。

取得した資格はパソコン関係の資格

私はホワイトカラーの事務職に就きたかったこともあり、パソコンに関する資格を中心に取得しました。ニート期間中に取得した資格は以下のようなものがあります。

  • コンピュータサービス技能評価試験のエクセル(表計算部門)2級と
  • コンピュータサービス技能評価試験のワード2級
  • 実用漢字能力試験2級
  • 全経簿記2級

転職用に取得したのがその4つです。事務職につくのに、ワードとエクセルのスキルは必須で、3級レベルでは簡単なことしかできないので何としても2級をと思って、職業訓練で6か月専門的な勉強をしました。

 

専門学校でしたので、PCスキルに長けた先生に質問し放題の環境も手伝ってパソコンの一般的なことは、中級程度の理論武装はできたと思います。

 

また、漢字検定2級は、前の郵便局での仕事で昼礼で文章を読み上げるシーンがあり、読めない漢字があって、それが恥ずかしかったので、社会人として最低限度さらには高校卒業程度の漢字能力を、と思い約半年間準備をして1発取得しました。

 

全経簿記2級は、職業訓練で簿記の2級まで目指していて、日商簿記は3級、2級ともに落ちてしまい全経簿記という対策をしやすいものを取得しました。

 

ワード、エクセル、簿記、漢字の2級まであれば、フルタイムの事務職で働く準備ができている、と認めてもらえると思います。

就職活動する際のアドバイス

履歴書で大事なのは「印象」です。写真は写真屋さんでスタジオみたいなところで撮ってもらったものを使った方がいいです。

 

最初の印象で写真のイメージがいいと全然印象が違います。あと、履歴書はペンを使用しますが、0.3mm程度の細いペンを使用した方が綺麗に見えます。

 

太いものよりは、極細レベルのペンをお勧めします。これは、職業訓練校で教えてもらった技です。

 

面接の受け方は覚えてきたことを暗記して言うのではなくて、しっかり企業研究をして志望動機をかためて、自己紹介も自分の言葉で言えるようにしておきましょう。

 

あくまで面接はコミュニケーションなので、本気の想いがあればきっと伝わるし向こうも緊張しているのだから、等身大の自分を見てもらいましょう。

 

ダメでも、練習になった、まだ違ういいところがあると考えて、きっとまたいい出会いがあるとまた次を受けましょう。

 

私は35歳の転職では15社くらいは受けました。最後の2,3社でようやく面接で普通に近い感じで話せるようになってきました。

 

おすすめ資格は、私が所属している銀行の事務職に対しては、ワード、エクセル、漢字検定のそれぞれ2級はあると武器になります。

 

業界の専門資格は、所属する会社の形態にもよるし、入ってから実務をある程度するようになってからでいいので、入るまでは一般的な資格を取得する方が潰しがききます。

 

前の仕事を辞めた理由、ニート期間に何をしていたのか、聞かれることがあるので、人間関係がいやでとかは言わずに、ステップアップしたくて、とか契約満了でとごまかして、ニート期間も資格取得をしていたと言えたらいいと思います。

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