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一人暮らしの28歳女性!体調を崩しニートになった体験談

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私は28歳女性です。大学卒業後に就職をして3年ほど働きましたが休職してからニートとなりました。1年ちょっとのニート期間を経て社会復帰し、現在は定職に就いています。

 

今の職場では働き始めて3年目になります。大学時代から一人暮らしをしておりましたが現在の仕事に就いてから結婚をし、以来夫と2人で生活しています。仕事は平日5日勤務の事務職をしています。

 

ニート期間中も実家を離れて一人暮らしをしていたため毎月固定の出費は働いている時とさほど変わりませんでした。内訳は以下の通りです。

  • 家賃:5万円
  • 食費:3万円
  • 光熱費:1万円
  • 雑費:1万円
  • 携帯電話:5千円
  • 掛け捨て医療保険:2千円
  • 住民税・国民年金・国民保険:5~6万円
  • 合計:15万円
目次

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ニートになったきっかけは仕事を頑張りすぎたこと

私は大学を卒業してから新卒で入社し、約3年仕事に邁進していました。希望していた仕事に就けたこともあり楽しく働いていましたが同時に仕事が多忙を極めて肉体的には確実に消耗する生活となりました。

 

精神的には割りと無理が効くタイプで、食事や睡眠を削って働くことが苦にはならず、また周囲にも同様かそれ以上に仕事に熱中できる人が多く何の疑問も抱かずに働き続けていました。

 

2年が経ち仕事にも徐々に慣れてふと冷静に自分を捉えてみると、体重が激減し睡眠もまとめて取れないほど身体を酷使していたことに気付きました。

 

年齢的な若さもありその程度の障壁であればまだまだ乗り越えていけると思っていた矢先に職場で人間関係によるつまずきが生じました。

 

色々と学びこれからという時に訪れたハードルと蓄積された肉体的疲労が相まって、結果として脱落せざるを得なくなり退職に至りました。

 

転職先を見つけて退職するのがベストと思っていましたが時間的にも精神的にも余裕を作ることが出来ず、ひとまず仕事を辞めてから転職先を探そうと思い退職しました。

 

その後仕事を探さなければと1ヶ月程転職活動に打ち込みましたが生活スタイルががらりと変わり、働いていた頃から引きずっていた不眠症も改善が見られずに徐々に無気力状態に陥ってしまいました。

 

気付いた時には何事にもやる気がなくなり、働く意欲も低下したままニートと引きこもりを合併していました。

 

ニートになった原因はひとつには特定できませんがそれまでの経緯と自分の性質(目標を失うと意欲が湧かない、等)が主たる理由にあたると思います。

ニート期間中は辛い毎日

ニート期間中はニート生活を満喫することはありませんでした。不眠症がつらく、朝も昼も夜もない生活が続きとにかく体も動かず頭も働かない日々が続きました。

 

クリニックへ通院も試みましたが服薬もあまり効果がなく次第に足が遠のいてしまい毎日ただ家で過ごす無為な日常を送っていました。

 

半年ほど経過すると今度は寝ても寝ても眠い過眠の期間が訪れました。それまでに摂取できなかった睡眠時間を取り戻すかのごとくただひたすらベッドで眠る毎日となりました。

 

起きる時と言えばトイレや食事のためのみで、その他はほぼ眠って過ごしていました。もちろん今が何月何日なのか、世界でどんな事が起こっているのか、知り合いや友人はどのように生活しているのか等の情報もほとんど受け取ることのない日常となりました。

 

何にも増して眠気が勝り、自分で肉体を制御出来ない状態でした。ニート期間の生活費は基本的には働いていた間の貯金を食いつぶしていくという状態でした。

 

医療費等の必要経費は仕方がありませんが収入がない以上極力出費も抑えたいと思い、ますます引きこもりを増長することとなりました。

 

しかし、これと言った大きなきっかけがあったわけではなく、過眠症が半年ほどすると落ち着いてきました。

 

長い間ほとんど自宅で過ごしていたので体力が漲っているという状態でこそありませんでしたが、徐々に気持ちも前向きになり何かをやってみよう、少しでも良いからこの生活を改善させようと思えるようになりました。

毎日少しずつ改善していくことがニート脱却への道

ニートになる経緯や原因は人それぞれだと思います。ニートを辞めたい人もいれば、できるだけ続けたい人もいます。

 

私は自分の希望がどうあれ、とにかく生活していくために働く必要があったのでニートを脱却しました。ニート中は引きこもり状態にもあったので、まずは毎日の生活リズムを立て直すことに注力しました。

 

最初に夜の就寝時間と朝の起床時間を決め、これを必ず守ります。眠くなくても眠るように努め、まだ眠くても起きるように努め、途中で仮眠を取らないように努めるという方法です。

 

1週間も経てば固定した睡眠時間に身体が慣れてきます。起きている時間は、本を読んだり掃除をしたり、断捨離をしたりして過ごしました。

 

運動も取り入れようと思いましたが身体がなまっていたので15分だけ歩いたり自転車に乗ったりと本当に少しですが運動らしきものを行いました。

 

起床時間と就寝時間が固定されることで食事時間も一定し、徐々に生活リズムが整ってきました。小さな歩みですが改善できていると思えた頃に、仕事が出来そうな気持ちになりました。

 

この、生活リズムが取り戻せた時に芽生えた「また働けそうな気がする」、という予感を今でもよく覚えています。

 

やはり会社に行ったり、学校に通ったりするためには、それを出来るだけの身体と心の健康が必要だと思います。

 

そしてその健康は一度失ってからでも、また取り戻せることが出来ます。大きく前進しなくても時間をかけて少しずつやってみること、上手くいったことがあれば、それを次に繋げることで改善は見られると思います。

今後はニート期間中の時間を取り戻したい

私は1年と少しのニート期間を経て、現在は定職に就くことが出来ました。今後も、今の仕事を着実に続けて、かつて働けなかった空白の期間を少しでも取り戻したいと思っています。

 

自分が上手くいかなかった時を悔やむだけでなく、その経験があるからこそ今ある健康的な社会生活の尊さを忘れずに生活しようと思っています。

 

もちろん働いていれば嫌なことや投げ出したいことにも出会います。しかしそんな投げやりな気持ちに陥った時に、ニート期間をふと思い出してみます。

 

毎日同じ時間に起床すること、身なりを整えて出社すること、夜には疲れて帰ってくること、1日何があったかを話しながら夕食を摂ること、明日も仕事か、あるいは明日行けば1週間終わりだと思いながら床に就くこと。

 

そういった当たり前のように感じられる日常の価値を再認識することが出来るからです。また社会的な役割だけではなく、家庭でも自分の持っている能力を発揮し貢献したいと思っています。

 

仕事は夫の方が多忙で経済的にも柱となっていますので、私は家事や炊事を出来るだけ担ったり、夫の働き方に応じて自分の仕事を見つめて行きたいと思っています。

 

フルタイムでもパートでもアルバイトでも、あるいは収入という対価を得られないボランティア等でも、何でも良いので社会と関わりを絶たずに生活していきたいと思っています。

 

なぜなら私はニート期間の結果、大なり小なり社会性を帯びながらの方が、健全な生活が送れると分かったからです。

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