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30代女性の過去のニート体験談と脱ニートへのアドバイス

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私は現在39歳の女性です。15年の会社員を経て現在は個人事業主をしています。ニートだったのは社会人1年目の時です。

 

職場のセクハラやパワハラが原因で仕事を辞めて引きこもっていました。その後、縁があってそんな私を拾ってくださった会社のおかげで脱ニートして会社員になることができました。

 

そんな私が今では人を雇う立場になったので、従業員には社内教育を充実して、私のようにならないように気を付けています。

 

ニート期間中の生活費は家賃5万、食費と光熱費を3万弱に抑えるようにしていました。冬は沢山着込んで暖房をつけないようにしていました。

 

また、夏はお昼時だけエアコンをつけて他は扇風機でしのいでいました。保険料や年金、税金は分割にしていなかったので、請求があったときは親に借りました。

目次

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ニートになったきっかけは職場環境

大学卒業後、研修を経ていざ社会人になってみたら、色々な現実にぶち当たり、半年でうつ病になり出勤できなくなりました。

 

それから家に引きこもってほぼ毎日泣いていました。私の職種は技術職で男性が殆ど、女性で活躍している人は男勝りな人ばかりでした。

 

男性が多い環境はどうしても女性に対して目線が上からになります。セクハラ、パワハラなんて言葉はあの当時ありませんでしたが、そんなことは当たり前でした。

 

「お茶くみだけしかしない」なんてことはしょっちゅう言われましたし、おしりを触られたり胸の大きさをまじまじと見られて他の女性と比べられたりは日常茶飯事。

 

ある時、他の女の子が夜彼氏とデートなのでおしゃれな服を着てきたら、男性上司に「お前今日パッド入れすぎだろ」と笑っていました。

 

その話を大手企業に勤めていた大学の同級生に話したら、ドン引きされたのをよく覚えています。また、社長がすぐ手を挙げる人だったので、容量の悪い私は一日に一回は頭をはたかれていました。

 

自分がミスしたのが悪いのですが、あんまりにも毎日たたかれるので、当然自分に自信は無くなってきます。

 

ある日、おしりをぐっとつかまれ、「お前はおしりが大きいからイスが壊れそうだ、何とかしろ」と言われたのがきっかけで「あ?」と切れてしまいました。

 

そうしたら今までにない力で殴られたので、そこから心が折れ、電車に乗れなくなり、そのまま家に引きこもることになりました。

ニート期間中は人と会うのが嫌でした

最初はとにかく家に引きこもって泣いてばかりいました。コンビニに買い物に行くときはフード付きの服で顔を隠すか深く帽子をかぶって行きました。

 

やっとコンビニ以外の所に行けるようになった時に、市役所に国民健康保険と国民年金の手続きに行きましたが、久しぶりに人と長く話すのでびくびくしながら手続きしていたので、かなり挙動不審だったと思います。

 

一カ月弱たっていたので市役所の人もあきれていました。そこでまた自信を無くすわけです。ハローワークにも行きましたが、就業が6カ月未満だったので、失業保険はもらえませんでした。

 

まさに泣きっ面に蜂です。学生時代に貯めていた貯金を切り崩して生活していました。家賃が痛手だなあと思いながら、なるべく外食はせず、細々とコンビニのお弁当を一日に小分けにして食べていました。

 

冬は沢山服を着れば寒いのはしのげたのですが、夏が大変でした。なるべく部屋の角の日が当たらないところに移動して、扇風機の前にスーパーのでかいアイスノンを置いて涼を取っていました。

 

ずっと泣いてばかりか、食べるか、寝るかの繰り返しで、本当に肉体的にも精神的にも不健康だったと思います。

 

でもこんな時でもちゃんと食欲があったので、何とか生きていました。ニートで食べる以外何もしていなかったとはいえ、今思うと命をつなぐのに必死だったと思います。

 

友達とはすっかり疎遠になっていて、電話やメールも居留守を使っていました。夜が来るのが本当に億劫で、眠れないしマイナス思考になるし本当に辛かったです。

ニート期間は休憩期間!ニートができる環境に感謝しよう

私はたまたま縁があって、半年でニートから抜け出しましたが、そのタイミングは人それぞれだと思います。

 

縁があることがいいのかもしれませんが、人によっては家にいる方が自分を保っていられる人もいるので、一概に外の世界に出ることが正解とは言えないと思います。

 

今の仕事は技術職ですが、接客も兼ねていまして、ニートの人もいます。そうゆう人たちも外に出るきっかけとして私の会社を訪れてくれて、そこから広げてあげられれば良いのですが、皆さん殻が固く、なかなか破れずにいます。

 

破るのは自分です。また、破らずに殻を厚くするのも自分です。どちらにも正解はないと思っています。

 

2つお願いですが、一つはその状況に感謝してほしいと思います。私は親が保険料を貸してくれたからこそその生活で生きていけました。もし生活費をご両親が負担しているのであれば、それに感謝すべきです。

 

2つ目はその状況を受け入れてほしいと思います。ニートだからと引け目を感じるのであれば、その結果が失敗に終わったとしても殻を破るために努力をして欲しいです。

 

失敗しないと次に成功はできないのです。いつか必ず成功できます。ニートでいても、生活できる環境でそれに引け目を感じないのであれば、その状況に置いてもらえることを感謝し、ご両親にだけは家事や世話など親孝行してもらいたいのです。

 

もちろん自分がぼろぼろの時はその限りではありませんが、涙はいつかは枯れて、フラッシュバックはあったとしても嫌なことはちゃんと忘れられます。大丈夫、あなたにはちゃんと未来があります。

ニートにさせないためにも人との接し方には気をつけたい

今後は自分の会社では、自分のような経験をする人が生まれないように社員に気を配りたいと思っています。

 

技術職なので、作業中どうしても細かい作業の時はきつくなってしまい、きつい言い方をして人に当たっているようになってしまうこともあるのですが、そのあとなるべくフォローを入れる様にしています。

 

毎日のミーティング、月一回の勉強会をして社員となるべく仕事の情報共有をして、経営者と社員の溝が少しでも縮まるようにしています。

 

普段から談笑するようにしたり、誕生日などのイベントを祝ったり、コミュニケーションをなるべくとるようにしています。

 

それでも、私と合わずに辞めてしまう社員もいます。ですが、私のような辞め方にならないように、次の仕事の提案や、きつい言い方を避け、なるべく円満退社になるように周りの社員にも申し送りをしておきます。

 

仕事はどんな仕事でもきつい。人間関係が崩れるとどんどん深みにはまって悪くなって行く。自分がそれで一度潰れてしまったからこそ、そうなりそうな人がどうゆう精神状態かわかるつもりなので、そのフォローはしていきたいと思います。

 

ただ、それだけやってもどうしても立ち直れない人もいます。ニートになってそこから抜け出せない気持ちもわかります。

 

その人たちをそこから助けたいとは思いません。それは、自分の時は放っておいてほしかったからです。

 

それじゃあだめなのは十分わかっていますが、きっかけがないと抜け出すのは難しいです。きっかけは人それぞれで、自分のきっかけとは違う可能性もあるので、そこまで口は出せません。

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