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仕事に疲れてニートになった女性がニート期間中に結婚した体験談

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私は大学卒業後に出版社で3年勤務し、その後ニートを2年経験したのちに復職した28歳の女性です。

 

大学卒業後、憧れの企業に就職した私は慣れないことばかりの東京暮らしと毎日のように続く激務の中で自分自身をコントロールできなくなり、ある日急にスイッチがオフになったかのようにやる気を失ってしまいました。

 

その後会社を退社し、次の働き方を模索するべく1年間休養をとることにしました。1年間たっぷりと時間をかけて自分が本当にやりたいことを見つけ復職し、今はこの生活を心から楽しむことができています。

目次

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ニートになったきっかけは働きすぎ

関西の田舎で生まれ育った私にとっての1番の夢は東京で働くことでした。東京は洗練されていて大都会で、人々が華やかに暮らしている場所だと真剣に信じていたのです。

 

そして、大学卒業後には東京で就職し憧れの生活をスタートすることになりました。

 

田舎を離れ、初めての一人暮らしを始める私はこれからの生活に対する期待がどんどん高まっていて毎日ワクワクしていました。今でもあの時の気持ちをよく覚えています。

 

しかし、いざ東京で生活してみると今まで自分が思い描いていた東京暮らしには程遠い日々を過ごすことになりました。

 

忙しい業界で働いていたため、毎日のように残業を伴う激務が私を待ち構えており、毎日の仕事をこなすことで精一杯でした。

 

終電で帰宅する頃にはヘトヘトに疲れていましたし、せっかくの土日も体力を回復させるためにゆっくり休むことが第一優先でした。

 

結局、せっかく東京に住んでいても自由な時間がほとんどなく、会社と自宅の往復の生活の中で次第に私は「自分が本当にやりたいことって何なのだろう」と考えるようになりました。

 

それから数ヶ月が経ち、いよいよ私は自分が一生懸命働いている理由がわからなくなってしまいました。

 

私は何に向かってこんなに仕事をしているのだろうと考えても答えが見つからないことにモヤモヤし、この状況を打開したいと強く感じるようになりました。

 

自分の中では幾度となく葛藤を繰り返していたものの、仕事自体は真面目に取り組んでいたため社内での評価も悪くありませんでした。

 

今後も長く務めていくと思われていたこともあり、会社を辞めることを上司に伝えるのには少し躊躇してしまいましたが「このまま悩む時間を延ばすか、今すぐにやめることを伝えるべきか」と自分に問いかけ、すぐに会社を離れることにしました。

ニート期間中はボーっとする毎日

ニート期間中も実家に帰ることはせず、東京で一人暮らしをしていました。失業保険も退職金もあったので一人暮らししても大丈夫だと思ったからです。

 

退職金以外にも200万円の貯金がありました。ただ、出来るだけこの貯金を使いたくないと思っていたので自分に対して「月8万円以内で暮らす」という制限を課していました。

 

しかし、今まで会社員として安定した収入を得ていた私にとっていきなり制限のある生活にシフトすることはとても難しくて、「一体何に使ったのかわからないけれどお金が全然ない」という状況に陥りました。

 

そこで今までのお金の使い方を見直してみると会社員の時からの習慣となっていた「時間をお金で買う」ことを今もなお多く行なっていることに気がつきました。

 

料理するのが面倒だからという理由で出前を取ったり、疲れたからと気軽にタクシーに乗ったりと後々考えてみると必要のない、形の残らないことにお金をかけていることが多かったです。

 

3年間務めた会社を離れニート生活をスタートした当初、私はやる気に満ち溢れていました。

 

このニート生活では自分が本当にやりたいことを見つけるために興味のあることに意欲的に取り組み、自分の好奇心を刺激し続ける日々を送ろうと決意していたからです。

 

しかし、人生で初めて訪れた「何もすることのない日々」の中で私は時間を有効に使えることができませんでした。

 

会社を辞めてからというものの完全に夜型人間になってしまっていたので、昼過ぎに目が覚めてもそこから何か行動を起こす気にはなれず外出することもなく家で映画やYouTubeを見て過ごしていました。

 

会社を辞める前にはこれからは料理を習いにいきたい、本を100冊読みたいなどたくさんの夢を持っていたはずなのに実際は何も考えずにただぼーっと時間を過ごしているだけでした。

ニート期間中に結婚した彼との出会いは合コン

現在の夫である男性と初めて出会ったのは東京に来て2年目の夏です。同僚と一緒に行った合コンで出会い、その後すぐに付き合うようになりました。

 

実はその頃、私には彼とは別に付き合っている人がいたのですが些細なことで喧嘩することが多く恋愛関係の終焉が近づいていると感じていました。

 

元彼は私と同い年で新米の社会人でした。学生の頃とは全く違う生活環境の中で新しいことを覚えることに必死だったため、私に構う時間もなかったのだと思います。

 

私も仕事がかなり忙しかったので彼と会った時も相手のことを思いやることができず、まるで売り文句に買い文句のような悪循環に陥っていました。

 

同僚に合コンへ誘われたのはいつものように元彼と喧嘩した日のことでした。当初参加する予定だった女の子が急遽来れなくなったので来てくれないかと呼ばれ、ピンチヒッターとして参加することにしました。

 

元彼との関係性は順調ではなかったものの、それでも一応彼氏持ちの身なので「あくまで数合わせなのだ」と自分に言い聞かせ参加したものの、現在の夫である彼を初めて見た瞬間、一目惚れをしてしまいました。

 

正直、彼の容姿がものすごく好みだったというわけではないのですが彼の持つ暖かい雰囲気や私の話を興味を持って聞いてくれる姿にとても好感を持ち、今(当時)の彼氏とすぐに別れてでもこの人と付き合いたいと思うようになりました。

 

後から聞いた話だと、実は彼も数合わせとしてその合コンに参加していて、本来なら来る予定ではなかったようです。そのことを知って、まさしくこれは運命だったのだと確信しました。

 

私のニート期間中も彼が支えてくれました。ニート生活が3ヶ月経ち、あまりに平坦な日々を過ごしている私の状況を見かねた彼が同棲をしようと持ちかけました。

 

「すぐに何かをしなくても良いから、人並みの生活を送るためには変化が必要だ」と言ってくれたのです。

 

何とかして今の状況を良いものに変えたいと思っていた私は彼からの同棲の誘いを二つ返事で答え、一緒に暮らすことになりました。

 

一人でやりたいことをやりたいようにできる生活とは一転して、二人で足並みを揃える生活を心がけるうちに、何もしていない自分の状況に後ろめたさを感じるようになりました。

 

同棲をして私は新しいことにも積極的に取り組むようになり、かつての意欲を取り戻すことができました。そして同棲から8ヶ月が経った頃、彼からプロポーズされました。

結婚してニートを脱して節度のある生活ができた

結婚とほぼ同時にフリーランスとして働き始めることになりました。結婚してからの私の生活は一変しました。

 

今までは同棲していたものの「自分の生活は自分のもの」という意識が強かったのですが、結婚してからは何をするときも常に「二人」であると考えるようになりました。

 

自分一人だとついつい色々なことに怠けてしまう私が彼と結婚したことによって節度のある生活を送れるようになりました。

 

あの時彼から同棲しようと言われずに、あのままニート生活をしていたらと思うとぞっとします。

 

おそらく彼からも愛想をつかされていたと思います。そして、そのまま働くこともせず実家に帰っていたかもしれません。

 

ですので、ニート期間中に救いの手を差し伸べてくれた今の旦那には大変感謝しています。面と向かっては言わないですけどね。

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