私は既婚女性で現在32歳です。大学卒業後は正社員として郵便局員で窓口業務をしていましたが、上司のパワハラに遭い2年で退職しました。
その後図書館でのアルバイトで食いつないだ後、派遣会社に登録し大手製造業の事務職に5年間勤務しました。
周囲の従業員から信頼を得た矢先、周りの派遣社員仲間が正社員化する中、泣く泣く契約満了により退職することになりました。
約半年の就職活動を経て現在は中小企業から事務職の内定をいただき、正社員として勤務しています。
ニートをしていた期間中は失業保険が支給されていたので、毎月11万円程度をつかっていました。生活費の内訳は以下の通りです。
- 生命保険2種:15,000円
- 来年度の住民税:15,000円
- 国民年金:約16,000円
- 健康保険(雇止めの特例を利用) :3,400円
- 食費:15,000円
- 光熱費:7,000円
- 交際費、その他:30,000円
目次
ニートになったきっかけは契約期間の満了

ニートになったきっかけは、契約期間の満了でした。大学卒業後に就職した会社でパワハラを受け退職していたので、正社員として働くことに自信がありませんでした。
そのため、アルバイトを経て派遣で働き始めたものの、こんな私が正社員として社会に戻れるはずがないと根本的なところで思っていました。結局のところ腰掛程度に働こうと思っていたのです。
しかし結婚を機に、主人の収入だけでは家計が持たないと思い、この職場でいいからしっかり腰を据えてしっかり働きたいと思うようになりました。
正社員としては自信はないけれど、働けば働くほど従業員から信頼され、仕事の幅は増えていくことにやりがいを持ち始めていました。
しかし私の立場上、この職場で長く働くことは難しいとうすうす気づいていました。私は5年前に病休をする女性社員の代わりとして派遣されました。
しかしその3年後、派遣法の改正や私の働きぶりを理解してくれる上司が異動したこと、従業員と派遣を区別(差別)することで有名な人間が自身の上司になったこと、併せて病休の女性社員が元気に戻って来たことでいよいよ私の契約は終わるかもしれないと感じていました。
案の定私の契約は終わることになりました。ここで働きたい、なんとか続ける手段はないのかと上司に相談を持ち掛けましたが、上司の意思は変わりませんでした。
ですので、ちょうど今から1年前に契約満了という「死の宣告」を受けることになりニートになりました。
職業訓練のパンフレットをたまたま見つけ資格取得を検討

失業保険をもらう手続きをしようとした際、たまたま職業訓練のパンフレットが目に留まりました。手続きの待ち時間の間、立ち読み程度で読んでいました。
すると、とあるビジネススクールの講習が目に入ったのです。それは事務の基礎と簿記とパソコンの講習でした。
派遣社員時代のころ総務課でアシスタントをしていたので、会社の運営を目の当りにし、それにすごく興味を持っていました。
しかし実際のところ、どうしていいかもわからない状態でとりあえず会社の仕組みについて謳う雑誌を保管していた程度だったのです。
契約満了後、会社から持ち帰った私物を整理していた際、その雑誌を気まぐれに読み返しました。
会社の仕組みの要素の一つである財務諸表について知ったこと、その記事を読んでいた私の気持ちがワクワクしていたことに気づいたのです。そんなタイミングでビジネススクールの講習を発見したのです。
当時は就職活動を足踏みしていた状況であったことと、一応既婚女性ということで専業主婦という肩書のついた無職に浸り始めていて妊活などもうっすらと考えていたところでしたが、その気持ちが一気に吹き飛んだのです。
この講習を受講して、会計という視線から会社のしくみを理解して就職活動をしっかりやっていきたい。
それに多くの企業の求人には、だいたい簿記3級取得が望ましい条件として挙げられるので活動としても有利になるのではないかという気持ちから、職業訓練に通い資格取得を決意したのです。
脱ニートのために簿記3級を取得して就職活動が有利になった

私は職業訓練で日商簿記3級を取得しました。私の職歴上、経理的な要素に携わっていたこともありましたが、それを客観的に証明できるという意味で有利になったと思います。
応募する企業の幅も増え、自身としても「この企業にも応募することができる」というモチベーションアップに繋がりました。
また同時に簿記2級を併願していましたが不合格になってしまい、絶対2級を再受験したいという気持ちになりました。
現在簿記2級の取得に向けて勉強している旨を履歴書に書くことができたので、企業からも就職のために努力しているアピールが伝わったのか書類はほとんどが通過しました。
簿記2級程度の知識が頭に残っていたため、面接においても相手先の企業の方と経理について対等にお話することができたことも大きいです。
今まで就職活動は、企業よりも雇用者が立場が下だとばかり思っていましたが、同じ目線で企業のお役に立てるという気持ちが芽生えたことは、新卒から派遣社員時代までの気持ちから一歩先に成長できたのではないかと思っています。
脱ニートのために簿記の資格は就職活動をする上でオススメ

今までの書き込みの通り、日商簿記3級の取得はとてもお勧めします。企業のお金の流れであったり、製品一つ作るにしても、様々な費用が発生すること、その先費用の先には必ず対応している人がいるということを実感することができます。
面接については何度か専門の機関(ハローワークやリクルートエージェント)に対策をお願いすることがおすすめです。
また面接の受け答えのために、職務の棚卸しもさることながら、自身の今までの経験をポジティブに面白おかしくストーリーに展開することをおすすめします。
その経験から感じたことが自分自身の考え方の共通点として浮彫りになれば大成功ですので、面接の回答に練りこんでみましょう。
面接を何回か受けたら、自分自身の面接あるあるが見えてくると思うので、そこをまた対策したり専門機関に相談しましょう。
一見ネガティブになる答えが、企業にとって有益な回答になる場合もあるからです。面接官とお話する時は、目線は下むきにせず、まっすぐにみること。
面接を通過すると、自身のビジネススキルが徐々に上がっていくことに気づくので、自信に繋がります。
履歴書の志望理由は、自分の思いと企業の間で共通できるものを書ければいいと思います。この求人をみて、少しでもいいと思った理由があれば、メモに書き留めると考えがまとまると思います。
転職サイトのHPを一通り見たりしてイメージするのもありかなと思います。最後に就職活動を楽しんで、運命の企業はきっとありますよ。
就職活動を機に色んな企業を見てみるのは貴重な経験です。内定はゴールではなく、スタートだということを忘れないで下さい。