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精神障害を持つ33歳男性が資格を取得して脱ニートした体験談

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私は33歳で健常者ではありません。6年前から精神障害者(病名:双極性障害)として生きてきております。

 

11年前に入社したIT会社で元陸上自衛隊の士官の上司からパワハラ行為を受けて、それで精神的におかしくなりました。

 

その後は退社し、介護職員として働いておりましたが、スピード重視と人手不足の現状で手も足も動かずに、症状が悪化、その後リストラを受けて、ニートとなりました。

 

このままではいけないし、家族を安心させたいと自分から感じて、ありのままの自分の現状を出す為に障害者手帳の認定を受けました。

 

資格取得やハローワークでの障害者雇用担当の職員から挨拶の仕方やマナー作法、履歴書の書き方を学び、社会人としての精神的な体力や基礎を学びなおしました。その後は幾度となく困難はある中でも、会社に就職する事ができました。

目次

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ニートになったきっかけはリストラ

介護職でリストラにあった事がきっかけです。当時、私は介護職員としてデイサービスで働いておりました。

 

業務内容は、ご利用者様を福祉車両を運転して送迎、施設での食事介助、排せつ介助、入浴、機能訓練活動(腕や足の機能を維持する為のレクリエーション)を担当しておりました。

 

しかし、分刻みの行動でつねにスピードを迫られる事が多々ありました。迅速な対応に弱い私は、度々送迎中や施設内で事故を起こし、事ある度に施設長やご利用者様の家族、時には交通事故を起こした相手方の所へ謝罪にいきました。

 

精神的にも、もうまいっておりました。勤めて、1年半後に上司からこれ以上は、労働させるが出来ないとリストラ宣告を受けました。その際に上司からこう言われたことを今でも忘れません。

 

「あなた自身、介護には向いていない。スピードを迫られるのは介護だけでなく、世の中の全ての職業に言える事だ。正直、社会人として生きる事は難しい。

 

それに時々精神的に急に落ち込みやすくなったり、怒りやすくなる事が多々見かけた。精神的にも危ういのは目に分かった。

 

お客様や周りの同僚にも失礼に値する事だ。自分に何か障害がある事はほぼ私は思える。従ってあなたは、職探しの前に一度病院で精密検査を受ける事を強く勧める」とおっしゃいました。

 

良き助言ではあったにも関わらずこの言葉は私にとっては「もう生きていくことはできない。おまえは社会のクズ野郎だ。病院で一生入院する生活だ。もう自分から稼いだりすることは」と受け止めてました。

 

大変ショックでした。退職後は、しばらくはショックのあまりに1週間以上寝込む日々でもありました。

ニート期間中は規則正しい生活

ニート期間中は2つのアクションを行いました。1つ目は、介護職の上司のおっしゃっていた通り病気を知る為に精神科にいきました。

 

そこで業務中に言動が危うくなる、スピード作業が難しい事を告げられた事を全て過去のいきさつを全て話した所、精神障がい者手帳を認定して、障害者雇用での社会人として働いた方がよいと勧められました。

 

その通りにしました。後から家族に障害者である事をつげた時、父親からは「家族の縁を切る」と言われました。

 

しかし私は「ウソをついてまで社会人としていきたくない。それに家族に何かあった時、家族の大黒柱に現状を報告するのは当然の義務」と強く話して精神障がい者である事を認めてもらいました。

 

2つ目は規則正しい生活を心がけた事です。その際に目的があった方がよいと思いまして「資格取得をする、ハローワーク通いする、ハローワークの障害者雇用担当の職員に相談をする」をつねに心がけて行動しました。

 

朝は必ず9時に起きる、ハローワークに通って求人表を見て受けれそうな会社を選ぶ、そして相談をして履歴書や職務経歴書の書き方を学ぶ。

 

午後は1時~5時まで資格取得の為の勉強と応募書類の作成の為に時間を費やす。そして7時~10時までは好きな事をする時間として趣味であるゲームセンターに通う、マクドナルドでコーヒーを飲む時間としました。

 

この2つのアクションは私にとっては正しい行動でもありました。もしどちらか1つでもかけていたら十分に就職するための心がまえも行動も起こせませんでした。

資格取得をした理由は自信をつけたかったから

自分自身に自信を付けたかった事です。当時の私はパソコン操作に関しても不安定な面もありました。

 

IT会社でも介護職でも、PC操作をしていても基本的なオフィスソフトの使い方(図を埋め込む、グラフを作成)する事にどうやっていたかと思い出せない事も多々ありました。

 

ハローワークで通いをしていた際に障害者職業の職員担当者様からも「障害者雇用において、幅広い職はあるがPCスキルはよく面接官から見られる様になってきている。

 

特に一般事務を障害者枠で目指す場合は必須。試験ではタッチタイピングや業務模擬試験をさせる所もあるから、もしも差支えなければその訓練の一環としてPC資格取得をした方が必ず良い」とおっしゃっていました。

 

職員様の言葉を聞いた事で心境が変化しました。資格取得で少しでも自信をつけることで、「社会人としてどんな事があってもスタートする事が出来る、資格を取る事で自分の将来がもっと明るくなることは間違いない」ここから資格取得を目指す事を致しました。

脱ニートのためにPC資格を取得しました

資格はPC資格です。名称は、マイクロソフトオフィススペシャリストというマイクロソフト社のofficeの知識を全て試す試験です。

 

PCの実技試験で行い、合否判定はその場で表示がされます。私はそのうちのワード、エクセルを取得をしました。

 

ニート期間中に2つ取るという事を目標として問題集を買い、毎日の午後の時間にPCで勉強する事を欠かさず行いました。

 

結果、両方とも合格し、資格取得として履歴書に記載出来ました。この資格を通してよかった事は就職活動の面接です。

 

PCの資格取得を取った事で面接の際に面接官から「ワード、エクセルの資格がお持ちであるならデータ整理やお客様への文書作成をして頂くがよろしいでしょうか。」と質問が来た時でした。

 

私は堂々と「はい、大丈夫です。資格と通して基礎的な操作をマスターしました。最後まで責任を持って私はやり遂げます」と言えた事です。

 

面接官も「自信がある言葉、大変良く勉強されましたね」とお褒めの言葉と称賛を頂いた事です。

 

もしも、この資格をとらずに同じ様な質問をされてしまったなら、私は確実に「大丈夫だと思いますが」と答え、面接官も不安をあおったのではないかと今でも思います。それ位、この資格は知識だけでなく自信の支えとなりました。

脱ニートのために重要なのはやる気

私から就職活動で大事な点は2つです。1つ目はハローワークに何度も通って下さい。通う事によって職員様からも顔を覚えてもらえる事に繋がりますし、話をする事でマナー対策講座や求人紹介を頂けるチャンスを得る事が出来るからです。

 

私は、精神障害という事もあって、時々は通院や療養等でいけない時もありました。しかし週に3回以上は必ず通いました。

 

通う事によって「社会人としてスタートをしたい自分がいるんだ、周りも同じ方々がいる中、その中で自分がトップになって就職決まりました、ありがとうございますと家族や職員様にもご報告がしたい」と闘志をもって就職活動をする事が出来ました。

 

就職活動は面接対策や知識のテクニックも必要ですが、一番は「やる気」を自分から起こさなければ、無意味となってしまいます。まずは行動する事、これが一番の重要です。

 

2つ目は沢山の企業応募して下さい。ここ5年程は人手不足もあってり、障害者雇用の企業認知されてもきております。

 

しかし、採用枠も増えてきても、競争も激しくなってきております。その際、1つや2つの応募では正直難しいです。

 

最低でも5つは応募をしてください。数が多ければ多いほど不採用となった際にもすぐに就職活動をする事が出来ます。

 

数多くの企業を受ける事が難しい、どうしたらよいかわからない時はハローワークの相談担当の職員様に聞いてみて下さい。受け方のポイントを必ず教えて下さいます。

 

私も当時は出来なかったのでアドバイスを要請した所「応募したきっかけは、ホームページの企業理念から抜粋する。

 

そして自分で共感した事を話す。そして忘れない様に必ずノートに書いておく。これをすれば複数企業応募する時に役立つ武器となる」その通りに実施した所、私は月に7社も受験する事が出来ました。

 

私は合計22社受けましたが、20社は不採用でした。しかし、2社は最終面接まで行き、内定を勝ち取る事が出来ました。複数あれば、チャンスはある。このことも覚えて頂けると安心できます。

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