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29歳無職!発達障害の男性のニート体験談とアドバイス

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私は29歳男性で現在無職です。発達障害(ADHD・ASD)の診断を受けています。どちらかというと暗い性格で、大勢の人と関わるより一人の時間を過ごすことの方が好きです。

 

好きなものは生き物全般で、小さな頃から色んな動物を飼っていました。趣味はアウトドア(釣り・キャンプ等)、旅行、ゲーム等で、一度はまると結構のめり込むタイプです。

 

今は無職なので、なるべく毎月の支出は抑えるようにはしています。実家暮らしで家賃はかかりません。毎月の支出の内訳は以下の通りです。

  • 食費:3,000~5,000円
  • 保険料(国保・生命・車両等):計30,000円
  • 携帯料金:10,000円
  • 住民税(1月換算):8,000円
  • 医療費:10,000円
  • その他:10,000~30,000円
目次

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ニートになったきっかけは発達障害との診断結果

社会に出て5年程福祉関連の施設に勤めていたのですが、何かと小さなミスを繰り返してしまうことが多くありました。

 

また、臨機応変な対応やマルチタスクが非常に苦手だったので、対人間が主の福祉業界でやっていく自信がなくなってしまいました。

 

そんな時に、業務の中で発達障害の講習を受けた際、「もしかして自分もそうなのでは?」と思い、専門の病院へ向かったところ、注意欠陥多動性障害(ADHD)・自閉症スペクトラム(ASD)との診断結果を受けました。

 

当初は直そうと思っても直せない自分のダメさ加減に漠然とした不安を覚えていたため、診断結果が出た際は「自分がダメなのは発達障害というきちんとした理由があったんだ」と、ある意味救われた気分になりました。

 

とは言え、これを周りに言うことも出来ないので現状は大して変わらず、次第に発達障害として生まれてきたことに絶望を感じるようになります。

 

「自分はどこへ行ってもダメな人間」、「社会に必要とされていない生きる価値のない人間」というように、思考も極端かつマイナスへ向かっていき、とうとう抑うつ状態に陥ってしまいました。

 

仕事の方にも支障をきたすようになり、精神的にも限界が近づいていたので退職を決意し、晴れて無職となります。

 

最初の内は解放感もあったのですが、収入がなくなった不安・発達障害者として果たして就職できるのか?という不安もあり、結局抑うつ状態のまま引きこもりニートと化してしまったのです。

ニート期間中は今までできなかったことをしました

最初の内は「前に進もう」という意欲すら湧いてこず、ふとした瞬間に絶望感が襲ってきて1日ベッドの上で涙を流していたこともありました。

 

楽しいという感情自体薄くなっていたので、趣味なども全くするきが起きず、不毛な日々を過ごしていました。

 

しかし、両親が比較的理解を示してくれていたことや、良いカウンセラーに出会えたことで、少しずつ立ち直ることができ、ある程度元気になった後はこれまでの反動なのか今まで以上に趣味を楽しむようになりました。

 

幸い仕事をしていた当時はあまりお金を使うこともなかったので、ある程度の貯金はあります。加えて、実家暮らしなこともあり、直ちに生活に困ることもありません。

 

また、退職して時間が出来たので口座を増やしたり、クレジットカードを新しく作ったりと今まで手を付けなかったことにも着手しました。

 

保険料や医療関係、税金等の手続きもこれまではあまりやったことがなく、自分でやるのは大変でしたが、自分なりに調べて色んな制度を利用するのは大変勉強になりました。

 

資格の勉強もしようと思い、図書館に入り浸っていた時期もあり、いくつかの資格を取得できたのですが、現状十分に活かせていないのは残念な点です。

 

中にはニートの定義に入るか微妙なものもありますが、振り返れば「色々やったなぁ」と感じます。とは言え、基本的にはだらだらと取り組んでいたため、生活の密度自体は高くないです。

脱ニートのためにも自分を嫌いにならないで下さい!

私と似たような経験をされた方は案外多いのではないでしょうか?もし似たような状況に陥っている方がこれを見られているのなら、私が言いたいのは「自分を嫌いにならないでほしい」ということです。

 

私がニートになる前、そしてニートになった後の数か月間はとにかく自分が嫌いで仕方ありませんでした。

 

社会から見た自分の情けなさ、無力感ばかりに思考が向かう一方で、そんな自分を受け入れてくれない(と勝手に思っていた)社会に対し、激しい憎悪を燃やすこともありました。

 

当時は抑うつ状態から思考自体が正常でなかったこともあったのですが、今思うと馬鹿馬鹿しい話です。

 

そもそも社会という概念自体、非常に曖昧なもので「100人いれば100通りの社会がある。」そんな程度のものです。

 

「常識」だとか「普通」といった言葉も同様で、当たり前のように使われていますがそこに確かな根拠はありません。

 

そのような曖昧な概念に振り回され、必要以上に自分を貶めることは冷静に考えればおかしな話です。

 

ですので、今ではなるべく「自分」中心に「社会」を見つめ、「社会」や「他人」の受け売りではない「自分なりの芯を持った考え」を持つことを心掛けています。

 

また、物事を「正しい」か「正しくないか」の2極で判断するのではなく、「自分にとってどうすべきか」という観点を持つことも大事だと思います。

 

個人的に「社会」というのは、「物事を自分の望む方向に持って行きたい意思」がせめぎ合う場だと思っています。

 

偉そうなことを書いておきながら、今の自分は充実しているかと言われると微妙なところですが、「まあこんなもんか」と思えるくらいの余裕は持てるようになりましたので、1つのケースとして参考になれば幸いです。

脱ニートのために求職活動をして社会復帰するのが目標

在職中は漠然とお金をかけることに抵抗があったので目立って欲しいものも無かったのですが、2年程プラプラしている間に欲しいと思うものがかなり増えました。

 

PC、車、カメラ、釣り竿etc…等、自分でも驚いています。正直、退職までの経緯や、障害持ちの件もあり、再び社会に出て働くことに消極的になっていました。

 

しかし、こうした欲しいものが増えて行くにつれて徐々に「働いて収入を得たい」という気持ちが大きくなっていきました。

 

「~が欲しい」という欲求は、「働きたい」という意欲に繋がるのだと改めて感じます。(家族や世間体のこともありますが…。)

 

そこで今更ながら本格的に求職活動を始めることとなりました。(とは言ってもパート求人ですが…。)
発達障害者は何かと苦手なことが多く、環境にもよりますが業種を間違うと大変な目に遭うケースが多々あります。

 

よって、求人選びはどうしても慎重になってしまうのですが、「いけるかも?」と思えるものも全くない事は無いので、諦めずに取り組んで行きたいです。

 

その一方で、将来的には独立してWeb関連のクリエイターになりたいという思いもあります。関連する資格もいくつか取得しているのですが、まだまだ知識、経験共に十分ではないので、独立までの道のりは果てしないです。

 

しかし、これまで自分から「やってみたい」と思えた仕事は無かったので、うまく行くかどうかわかりませんが、真剣に挑戦してみようと思っています。

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