MENU

29歳女性!実家でのニート体験と脱ニートのアドバイス

PR:当サイトにはプロモーションが含まれることがあります

私は29歳の女性で今は結婚して子供もいますが、25~26歳の1年程度ニート生活をしていました。当時は不安だらけでしたがどうしても働くことができずに辛い時間を過ごしました。

 

今になって振り返るとあの時間も決して無駄ではなかったとは思いますが周り道になってしまったのは間違いありません。

 

ニート期間中は実家暮らしのため家賃、食費は0円。通販で本を購入することがよくあったので、それが月に1万円ほど。

 

その他、時々コンビニにお菓子を買いに行くことがあったものの月平均にすると5千円くらい毎月かかっていました。ニート中は髪を切ったり服を買ったりはおろか、化粧もしませんでした。

目次

目次

ニートになったきっかけは職場が合わなかったこと

大学を卒業して就職をしましたが、職場が肌に合わなかったです。最初は新卒なので合う合わないの問題ではなく、自分の努力が足りないのだろうと思っていました。

 

ですので、一生懸命働きましたし、周囲の人とのコミュニケーションを取ろうともしました。ですが一向に改善されることがなく、どんどん自信を失ってきました。

 

1年目はそれでも優しく接してくれた職場の人も3年経ってもまだ戦力にならない私に見切りをつけたのか、どんどん冷たくなってきて陰口も耳に入るようになりました。

 

学生時代はそれなりに成績優秀で、友人にも恵まれてきたのでこうして敵意に満ちた視線で見られたり呆れられている自分が信じられず心が病んできました。

 

入社3年目半ばの25歳の時に私は大きなクレームを出して会社に損失を与えました。当然怒られましたし、自身もどこまで自分はダメな人間なのだろうと大きなショックを受けました。

 

直後に異動が言い渡され、部署が変わりました。異動先の部署の人たちもなぜ私が異動してきたかは承知しているのであまり仲良くしてくれる人はいません。

 

私は体調を崩しやすくなり、休みがちになりました。なんとか自分を奮い立たせて2日以上続けては休まないようにしていました。

 

しかし、異動して2ヶ月目の通勤電車の中で「私が行ったらみんな迷惑なのでは」という強い不安に駆られて気分が悪くなり途中下車。そしてそのまま家に引き返して以来ニートとなりました。

 

職場には母が連絡してくれてしばらく休職という扱いにしてもらいましたが、復帰などまったく考えられなかったので1ヶ月ほどで退職することにしました。

ニート期間中は人と会わないような生活

ニートになった初期はあくまでも心が落ち着くまでの一休みだと思っていましたのでほとんど寝ているか、座ってぼーっとしていました。

 

なるべく生活リズムは崩さない方が良いと言われたのでお昼寝はしても夜は12時までには寝て朝も7時は一旦起きるようにしていました。

 

しかし、会社も辞めてしまい本格的にニート生活になってからはリズムは完全に狂いました。意図的に狂わせていたといった方が正しく、なるべく家族と顔を合わせないで済むようにしていました。

 

大まかに言うと起きるのは誰もいないお昼くらいで寝るのは明け方5時前くらいです。夕食だけは絶対に一緒に食べると言うのが親から言われていたニート生活を許す条件でしたので、夜8時の夕食だけが1日の中で決められたスケジュールでした。

 

あとの食事はお腹が空けば食べますし、いらない時は1食しか摂らないということもありました。起きている期間は外出はあまりしませんでした。

 

外に出ると知らない人までが私のことを落後者として見ているような気がしてならなかったからです。

 

それは平日も休日も変わらないので買い物に行きたい時やどうしても外の空気を吸いたい時は夜中の3時くらいからいつでも家に逃げ帰れる範囲で出掛けました。

 

家にいる間はせめてもの罪滅ぼしに洗濯と掃除だけは受けもっていました。残りの時間はリビングでずっとテレビを見ていたので当時のワイドショーには無駄に詳しいです。

 

夕食後は部屋にはテレビもパソコンもないので本を読んでいました。パソコンは買おうかと思ったこともありましたが、買ったらニ度と外に出られない気がしたので必要なときだけ家族共用で使うに留めていました。

世間は思っているほどニートに冷たくはない

ニートをしている人で、今の生活に納得している人はいないと思います。私もニート生活に慣れてからは開き直って自由な時間を満喫していた反面、こんな生活は1日でも早く止めないと大変なことになるという不安がありました。

 

極力その不安があるうちに1歩は踏み出しておくべきだと私の経験上アドバイスさせていただきます。ニートが長くなるとその勇気を絞りだすのにも時間がかかると聞きます。

 

当時の自分を振りかえってもそれはあります。あのタイミングで社会復帰しなかったら今もニートをしていても不思議ではありません。

 

外に出てみて思ったのが、社会は想像していたほど元ニートには冷たくありません。元ニートだから仕事ができない、人間的に欠陥があると決めつけている人はほとんどいませんので怖がらなくても大丈夫です。

 

どんなに優秀な人でも仕事でミスはしますし、それをいつまでも追求する人はいません。ニートになってしまうと自分はもう社会から取り残された終わった人間だと考えがちですが、あなたの居場所はいくらでもあります。

 

急に就職をするのが難しければ簡単なアルバイトでもいいので始めてみてはどうでしょう。自分が社会で生きられる場所が見つかると嬉しくなってきて自信もついてくると思いますよ。

今後は今の生活を守っていくことが目標

ニート生活も1年が近づいてきたころ、親戚の紹介を受けた会社に雇ってもらい再就職をしました。そこでは優しくしてもらい、どうにか働き続けることができ、結婚して子供も産みました。

 

私の今の望みはこの幸せな生活を守ることに尽きます。ニートから社会復帰した直後も今も、失った時間を取り戻そうなんて大それたことはまったく考えられません。

 

私がニートから脱出できたのは周囲の人のお陰によるものですので恩返しをした方が良いのかもしれませんが、せっかくもらったチャンスを守ることの方が大切です。

 

あんな生活にニ度と戻ることがないように慎重に暮らしていきたいです。守るという意味では、子供がニートにならないようには育てていきたいと思います。

 

私がニートになってしまった理由の1つには挫折を知らずに社会人になってしまったということがあります。挫折を知らないというのはチャレンジをしてこなかったという意味です。

 

学生時代は勉強もちょっと頑張れば入れる範囲の学校に通っていましたし、部活などを真剣に取り組んだこともありませんでした。

 

ずっと無理のない範囲で生きてきたので社会人になって壁に当たった時にまったく対処できずに心が折れてしまった部分がありました。

 

自分の子供には早めから困難を乗り越える力をつけてもらえるように、色々なことにチャレンジさせてあげたいと思います。

 

そこで挫折をしたなら温かく支えてあげれば良いでしょうし、大きな挫折を経験した私ならそれができるはずです。それが私にできるせめてものことです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次